酒蔵の仕事はたくさんあります。
よく、「夏場は何をしているんですか?」と聞かれますが、
意外と忙しく過ごしています。
冬場は酒造りで蔵籠りの生活。
営業に出る時間もなかなか作れず、
イベントも少ないですね。
その反動で、酒蔵は夏場の身体が自由になる時間を使って、
営業やイベント、後は同業者との技術交流など、
蔵の外で活動することが増えてきます。
経営者としては、経営の勉強会や異業種交流、
会社の決算もありますし、実態把握の為に、
数字とにらめっこする時間も増えてきます。
で、よくお声掛けいただいたりして行うのが、
「お酒の会」ですね。
飲食店さんで開催することがほとんどですが、
当社のお酒を数種類揃えて、その飲食店さんのお料理と合せ、
お客様に楽しんで頂く、そんなスタイルの会が結構あります。
この場合、お客様と一緒にお酒を頂きながら、
と言うことがやはり多いのです。
で、問題なのがそのお酒の会のオファーを頂き、
受けておきながら直前で体調不良などで行けなくなり、
杜氏が代わりに参加すると言うパターン。
ここ数年、そうしたケースが何度かあり、
杜氏が行くので会がキャンセルにはならないのですが、
私自身としてはドタキャンしていることには変わりないし、
とても申し訳ない気持ちになります。
杜氏に来てほしい、尚子に来てほしいって感じで、
お客様側にも好み(笑)があるみたいで、
「あれ、こっちじゃないし。」てなことにもなるわけです。
結果的に、杜氏の方が話も面白いし、
盛り上げて帰ってくるので、いいのかな~なんて思いつつ。
最近では最初から杜氏が受けるお酒の会が増えてきて、
私が伺うことも少なくなってちょっと寂しい気もしていますが。
と言うわけで。。。
「お酒の会は杜氏が行きます。」
「しばらくは自分の体調優先にさせて頂きます。」
と言うことです。
ドタキャンするの嫌なので。
要するにです。
不妊治療していると、先々の予定が読めないんです。
そして、体調も読めない。
元気な様でも、ホルモンバランスが崩れて、
ひどくアンダーな気分になる時もあるし、
身体が重くて重くて動かない時もあります。
でも、病気ではないので、
仕事の予定は普通に入れていきます。
仕事ももっともっとやりたいし、
色んなチャンスが目の前にある中で、
「不妊治療中なので予定できません、解りません。」
と言うわけにはなかなか行かないですね。
お酒を伴わない席や、
日中の仕事は比較的しんどくないのですが、
お酒の席となってしまうと、
タイミングによってはお酒が飲めないこともありますし、
大勢の方とお話しするのにパワーが必要だったりと、
踏み込むのに大きな気力が要るんです。
常に不確定なことに対して、
予防線を張りながら仕事の予定を組んでいくのが、
「やりたいのにやれない」と言うストレスに、
すっごく苛まれて、気持ちをうまく取回せません。
「やります!」
「行きます!」
「任せてください!」
数回前に書いた様に、
前進する為の選択として「今しかない!」と言う、
ベストなタイミングを逃すことなく、
迷わず踏み込める自分でありたいと思っているわけで、
何事もなければ踏み込んでいるのに、
その瞬間不妊治療が頭を過り、
「やめておこうかな。」
「行けないかな。」
「その頃だと体調に自信がないな。」
ってなってしまうのです。
いっそのこと、仕事辞めちゃえばいいんでしょうけど、
そう言うわけにもいかないですし、
さっきも書いた通り、病気なわけではないですから、
通常の生活は全く問題なくできるんですよね。
だからこそ、気持ちと現実のギャップに苛まれて、
その結果不妊治療もうまく行っていないんじゃないかって
考えたりもするんです。
こんなこと、わざわざ公開しなくてもいい話なんですが、
立場上「仕事辞めます!」ができないし、
仕事を辞めたいなんて思ってもいないので、
自分自身がうまくバランスをとって進んでいける様に、
ここに記録しておこうと思います。
仕事との向き合い方は様々な形があると思うし、
自己表現の場だって、たくさんあると思います。
私の考え方向き合い方ひとつで、
ストレスを軽減することも、
むしろ大きく飛躍することもできるはずです。
○○したい、△△したい、××したい。
したいしたいだらけで、
自分で自分をがんじがらめにする癖があります。
これからは、これまで向き合う時間が少なくて、
勉強不足が否めなかった経営者としてのステップアップ。
ここにしっかりと時間を費やし、
よりよい会社づくりをしていきたいと思います。