最近では、日本酒の貯蔵に対する考え方も
一昔前から比べて加速度的に変わっています。
先日タンク貯蔵と瓶貯蔵の違いを書きました。
容量ベースで考えると、まだタンク貯蔵もそれ相当あるのですが、
生酒が増えたり、瓶燗急冷した瓶貯蔵商品も倍々で増えており、
冷蔵庫回しが本当に大変になってきています。
時期によってはかなり冷蔵庫がパンパンになってしまい、
冷却効果もままならないのではないかってこともありますが、
それでも常温に置かれるよりは全然まし。
ただ、冷蔵瓶貯蔵が増えると、それに伴って商品出荷に弊害が出てきます。
基本的に瓶貯蔵商品は商品の識別も兼ねて、
ラベルを貼った状態で貯蔵しています。
生酒はそのまま冷蔵庫からチルド便に集荷されていくので、
それほど大きな問題はないのですが、
火入れの商品については、常温便で配送すると、
どうしても結露が起こってしまいます。
十六代九郎右衛門の商品については、
原則火入れであっても出荷直前まで冷蔵貯蔵していますから、
ダンボールに梱包して、出荷直前に保冷剤を入れて常温便で出荷をしています。
これは自社配送でも同じことですね。
木曽路の商品についても、冷蔵瓶貯蔵が徐々に増えてきています。
常温の売場に置かれてしまう商品であっても、
極力出荷直前までは冷蔵庫に入れておきたいので、
営業社員が配送する時に、結露でびしょびしょになってしまいます。
ラベルも、基本的には耐水性の高い和紙を使ったりしているので、
結露によって剥がれてしまったりってことはほとんどないのですが、
※一部木曽路でちぎり和紙を使っている商品はラベルが剥がれてしまい、お客様にご迷惑をお掛けいたしました。
出荷時やお客様の棚で結露してしまっていてはいけませんから、
冷蔵庫から出して扇風機の風をあてて、結露を取り除いてから出荷しています。
営業社員からは、すぐに出荷できないって、ブーイング。
まぁ、前日の夕方に翌日の分は冷蔵庫から出してもいいんですが、
結構当日朝に注文を頂くケースが多いので、
そうなると、次いつ出るかわからない商品を冷蔵庫から出して
準備しておくってのは、どうしても気が引けてならないのです。
社内の製品置場の気温があらぬ状態になったりしていると、
もう発狂しそうになります。
でもハード面のことですから、なかなか思う様にはいかないのです。
前出の九郎右衛門の火入れ商品の配送方法ですが、
ここの所、運送屋さんのチルド便代金がかなり高くなったので、
本当は真夏であれば火入れ商品でもチルド便で配送したいところですが、
そうも言ってられないくらいのコストUPなので、
保冷剤対応と言うことで、ご理解を頂いております。
しかしながら、それにも大きな問題が。
ダンボール梱包で冷蔵庫から出しますから、
常温便で配送している間に、ダンボールも結露してしまうんですね。
今のところ大きな事故もなく配送されていますが、
一部のお客様からは、持てないくらいダンボールが濡れていたと
ご連絡いただいたケースもありました。
この方法を導入してから何度か酒屋さんにお聞きしましたが、
そういったお話がこれまでなかったので、大丈夫かな~って思ってたんです。
8月になって、木曽は比較的涼しいものの、
都市部はあらぬ暑さだった模様。
気温差も影響したのかもしれません。
とにかく、根本的にどうするの?どこまでコストかけられるの?
ってところを、しっかり考えて、
最終的にはお酒にとっていいのはどれなの?
ってところで、考えなくちゃいけないなって思います。
いやいや、お酒にとって一番いいのは、
全量チルド便で配送することに決まっています。
そのコストをどう吸収するかって問題ですね。
木曽は涼しくても、都会は暑いんだよな。。。