5月8日は長野県酒造組合の一大イベント、
長野の酒メッセin東京が高輪プリンスホテルで開催されました。
本年も、沢山のお客様にご来場いただき、
また十五代九郎右衛門のブースにもお越しいただき、
誠にありがとうございました。
23BYは色んなことがある中で過ごした酒造期。
自分自身では、どうしても失敗のできない酒造りだったのです。
私が主体性をもって九郎右衛門に取り組み始めて早7年。
お客様のお陰で少しずつですが認知していただけるようになりました。
これからは次のステップとして、
しっかりと販売していただけるパートナーを作り、
お客様のお手元にお届けすることを考えなくてはです。
ちゃんと「商売」をしなくてはなりません。
「草の根運動」もそれだけで終わっては全く意味がなく、
ようやく功を奏してきたところですから、ここから先が肝心ですね。
しかし振り返ってみると、
またまた課題をたくさん残すことにはなったのですが、
それでも、今季の九郎右衛門はなにやら進化した感じが!!!
以前の記事でも少し書きましたが、
杜氏ではなくても、酒造りに携わる人間が1人変わるだけで、
そこから醸し出されるお酒の味わいには小さな変化が現れます。
今季は、新しい蔵人が入ったこともありましたが、
強力な助っ人として1月末から主人が酒造りに関わり始めました。
今季に関しては、私に主体性を置いた酒造りではあったものの、
主人には釜屋を任せていましたし、
醪や麹を眺めながら、お酒造りの相談をしていましたから、
それらがお酒の味わいに少しずつの変化を与えたのは間違いないです。
それらが幸いにしていい方向に影響してくれたのか、
私自身がようやく自社のお酒造りを掴めてきたのか、
とにかく、比較的高い満足度で酒造期を終えられたのは、
メンタル的にとても心地のいいものですね。
(なんとなく初めて経験する心地です。)
とは言え、今の時代の清酒製造業って、
飛躍的に売り上げを伸ばすことの難しさはかなりのもの。
爆発的ヒット商品を創りだせるわけではないと思うけれど、
確実性を高めた商売構成を作り上げていくことは、
まだまだこれからやらねばならないことなのです。
いいお酒を醸すためにはまだまだ設備投資もしたいです。
でもお酒が売れなければ、設備に資金を回せません。
どんな業種でも当然のことですが、
負のサイクルを作り出してしまってはダメ。
会社の体力としてどこまでできるか、
画期的な代替策があるんじゃないか、
販売に関わることだけでなく、会社運営にも
アンテナの高さは要求されるのですね。
私はまだまだそのアンテナの感度が低いのです。
もっともっと世間を見て、自社の発展に役立てなくては!
と言うことで、最後に今日のプチ感動。
メッセ翌日、お得意先を訪問するに当たって、
お昼時に重なりそうだったので、先に食事をして時間調整を。
あまり知らない土地だったので、
目についたファミリーレストランに入りました。
ファミレスの接客とかって、悪いわけでもないけれど、
すごくいいわけでもない…と言った感覚で、
価格が安い=サービスが高くない
と、過去の経験上からもなんとなく決めつけていました。
しかし今日のファミレスは人となりがひと味違う感じ。
食事はそれほど期待せず…だったのですが、
おかずもご飯も熱々。味も濃すぎず普通に美味しい。
偶然遭遇した他のお客様のクレームへの対応も、実に迅速かつ丁寧。
メニューのアレルギー表示や原産地表示も実に細かく。
にも関わらず、日替わりランチ499円。
どこで儲けてるんだろう???
ファミレスって、ハード面は変わらないはずなので、
そのお店の人となりで売上って随分違うんだろうなーと。
もちろん立地条件等も関わってくると思いますが、
リピートする理由は、いかに心地よく食事ができるかだと思います。
はじめ、禁煙席に空きがなく喫煙席に通されましたが、
禁煙席が空いてからの移動の対応等、
特殊なことでもないけれど、なんとなくスルーされてしまうことが、
その人となりによって、数倍も丁寧な接客に感じます。
私たちもお客様と非常に近いところにいる商売です。
お客様が何に気を留め、何をスルーしているかなんて、
判りうることではありません。
人によって許せることでも、ほかの人では許せない事だったり。
第一印象ってとても大事だし、
第一印象ってずっと後まで記憶されることですから、
酒メッセとかでもたくさんのお客様とお話しするので、
なかなかおひとりずつとしっかりお話しできないのです。
混雑の中なのでご容赦願いたいと思いつつも、
何か失礼がなかったかなとか、
ちゃんとご挨拶できなかったなとか。
いつも気がかりであることに変わりないのです。
随分長くなってしまいました…。