酒造りの蔵籠りが続いていると思ったら、
あっという間に3月も中旬となってしまいました。
蔵の周囲の景色も様変わりし、
あと1カ月もすれば、木曽の遅い桜も芽吹き始めるかと思うと、
季節の移ろいは儚いものだな…とも思ってしまいます。
日差しもまろやかで、ほんのり甘味を感じる様にさえ思います。
お酒造りはと言うと、残すところ仕込本数はあと4本。
上槽はあと15本程度でしょうか。
毎年、全力投球で向き合っているお酒造りですが、
この春先になると、やり残したことや、
いい結果にならなかったこと、もっとできたのに!って思うこと、
反省点の方が多いんですが、様々な想いが交錯して、
「あーもう終わっちゃうのかー。」なんて感じます。
でも、今季一番感じたことは、
「お酒は人によって醸されているんだな!」ってこと。
22BYと23BYでは酒母を管理する酛屋さんが変わりました。
私の基本的な考えとしては、
微生物たちの活動に手を添えてあげるのが造り手の役割!なので、
人が変わってもそれほど変わらないのでは…と思っていたのですが、
酛屋さんが変わったことで、酵母が生き生きとしたというか、
とても素直な酒母が育つようになった気がしています。
結果として、出来上がったお酒にも良い影響が出ており、
厳密に言えば、何がどうで…と原因もわかっている部分はありますが、
でも微生物のことだから原因が解らないこともあったりもします。
要は、最初に書いた通り、「人によって醸されている!」んですね。
いかに、微生物たちが健やかに生きられるか、
人ができることって、それだけなんだけど、大事なんですね。
取り留めのない日記になってしまいました。
あと1か月半程度の酒造り期間、大切に過ごしたいと思います。