旧社長ブログ

忙しさに感けて…

作成者: nyugawa|Dec 4, 2011 8:43:57 AM

新酒のご案内もままならぬまま、
もうすでに12月ですね!
師走の寒空の下、皆様いかがお過ごしでしょうか。
酒蔵では、ぷくぷくと醪ちゃんたちが順調に育っております。
今季のお米は、今のところ去年とは真反対の性質の様で、
秋口は気温が高かったせいもありましたが、
お米がしっかりと溶けて、酸度は高い目の、
しっかり味のお酒が仕上げってきております。
初盤の普通酒や本醸造が、
驚くほどの快速で上槽までたどり着いてしまい、
ちょっとばかり焦ったりもしましたが、
次の上槽を控える純米酒たちは、
今季のお米の状態もつかめてきたこともあり、
予定通りに上槽できそうな予感です。
何はともあれ、1本1本が個性をもって仕上がっていきます。
どんな酒質になってほしい!って、
当然もくろみながら酒造りはしていますが、
そうは言っても、最終的には彼ら醪の個性なのかな。
気候が○○だから××だ。
米が溶けすぎるから○○だ。
って思うんじゃなくて、
気候が○○だから、△△な方向性に持っていこう。
米が溶けすぎるのであれば着地点をこうしよう。
なんて、上手に考えられる余裕が今年の酒造りには生じています。
温度計も、0.2-3℃の違いまでシビアに受け止めていたのを、
昨季の終盤からは0.5℃単位くらいで大雑把に見るようになりました。
そうすることで、麹や醪と直接的に対話できる気がします。
表情を見て、香りを感じて、舌で触れて…。
昨季の終盤から、ひとまず麹の温度計をアナログに戻しました。
気持ち的にやきもきしなくなり、
おおらかに麹と対話できている気がします。
醪の温度計も、昨日調子が悪くなったので、
これを機にアナログにしようかとも思ったけれど、
醪の温度計に関してはデジタルの便利さには負けてしまうかも。
いずれにしても、いい酒造りをするためには、
接する時の心持をいかに豊かにするかなのかなーなんて。
酒造りも7年目になり、
今季はかなりの範囲で私が主体性を持って取り組んでいます。
少しは成長したかもなーなんて。
1カ月半の酒造りが過ぎて、そんな自己評価したりしています。

酒蔵の香りが心地よいですね♪