昨日は長野県の北の端、小谷村へ行ってきました。
今年も酒造期に入る前の恒例の小谷杜氏講習会に。
私が蔵で仕事をし始めた17BYには、
確か純血の小谷杜氏って13人はいたような。
それ以外にも、蔵人で5~6人はいたような。
しかし23BYになってみると、寂しいかな、
純血の小谷杜氏って4人だけになっちゃったんですね…。
ここ2~3年で北安曇の酒蔵で立て続けに世代交代があり、
しっかりと技術が若手に受け継がれているとは言え、
一気にベテラン杜氏が減っちゃったってわけです。
ウチの蔵にも様々事情がある様に、
どの蔵にも事情があるのは解るのだけれど、
季節雇用で働いている杜氏さんたちって、
一年一年が勝負なんですよね。
経営者が見切りをつけてしまえば、来年度はないわけで、
やっぱり『この杜氏じゃなければウチの酒はできない!』
ってくらいの、技術や人となりがなくちゃならないんですね。
すっごいプレッシャーだと思いますよね。
私なんかは、自分の蔵ですから、
たとえ今年不本意な造りに終わっても、
また来年頑張ればいいじゃん!って思いがちだけど、
(でもすっごく悔しい想いを味わうんですけど。)
そうは言ってもそんな考えじゃ甘いってことですね。
もちろん私も毎年本気だけれど、
プレッシャーって意味では全然掛かってないのかも。
昨日お会いした杜氏さんたちも、
もちろん一年一年を生きているわけで、
『毎年真剣勝負』って言う杜氏の言葉はやはり重かったな。
7月に父が62歳で他界し、私の祖父は60歳で他界しています。
女性は比較的長生きではあるけれど、
ここ2代、湯川家の当主は短命でした。
父が60歳を越えた時に
『親父の歳を越えちゃったな。』って言っていました。
なんて後ろ向きな発言なんだって、その時は思ったけれど、
すっごくすっごく大きな節目だったんでしょう。
男性と女性とは違えども、
父が他界して以来、自分の寿命は60歳と思うことにしています。
難しい事ではあるけれど、毎日を一生懸命に、
毎日を生きている感謝とともに、
60歳までに自分の人生を完結できるように、
後悔なんてしないように、生きていきたいと思うのです。
それ以上生きられるのであれば、
余生を有意義に過ごせばいいんです。
もっとやりたいことが見つかっているかもしれないし、
第二の人生って思えばいいんです。
昨夜、
『尚ちゃん、攻撃的に行け!伝統は守ってはダメだ!!』
そうベテラン杜氏の方に言われました。
『Stay hungry, Stay foolish.』
この言葉と重なるものを感じました。
何はともあれ、後悔をしない毎日を送ることっ!!
それが今私のすべきことだと、切に感じます。
ランキング、低迷気味(^_^;)応援よろしくお願いします!