旧社長ブログ

アルコールがやってきた。

作成者: nyugawa|Nov 16, 2007 2:22:45 PM

待ち望んだ醸造アルコールが先日蔵に届きました。
なぜ待ち望んでいたかと言うと…。
以前の日記でアル添について色々書きましたが、
→→→昭和25年(2007年9月17日)
→→→日本酒造りって伝統技術なの???(2007年10月15日)
皆さんのたくさんのご意見を読みながら、
それでも醸造アルコールにしっかり向き合ってみようと考えたのです。
一番向き合うことが出来るのって、移入の時かな~なんて思って、
今か今かと醸造アルコールがやってくるのを待っていました。
何も考えずに、その液体と対面してみたかったのです。
…というわけで、


こんなタンクを積んだトラックがやってきました。
この中には96%(だったっけ???)の醸造アルコールが入っています。
これを蔵のタンクに移し、蔵では30%にまで加水して貯蔵します。
第一印象…病院の匂いがする…………。
タンクまではホースで繋いでポンプで送るので、
蔵内にそのアルコールが飛び散ることはないのですが、
それでもやっぱり匂いは蔵の中に広がります。
んで、様子を見ようと注がれているタンクの上に登って
中を覗いたのですが、とてもじゃないけど目を開けていられない…。
う~ん…やっぱりこの液体を丹精込めて醸した醪に混ぜるのは…と、
かなりの躊躇を感じてしまう結果となりました。
もっともっとお酒らしさを感じることのできる液体であればまだしも、
私にとっては薬品であったり工業用品であったり、
とにかく機械的で人工的なものにしか感じませんでした(T_T)
勇気を出して、口にしてみましたが、やはり…。
これは全くの拒絶反応で、素直に向き合えていないのでしょうか。
いや、私としては素直に向き合ったつもりです。
確かに、戦後の暗い日本の中で人々を支えてきた酒はアル添酒であったかもしれません。
と言うより、当然アル添酒であったのでしょうが、
それはアル添酒の過去の栄光であって、
その歴史を未来に伝えてさえくれればいいのかな…と。
(うぅ…こんな書き方をするから角が立ってしまうのでしょうか…。)
あんまりアル添自体を否定することはしたくありませんが、
私個人としてはどうしても受け入れがたいものになってしまっています。
本当に了見を狭くしてしまっているのも良くわかるのですが…。
今回移入されてきた醸造アルコールを感じたことによって、
一生懸命酒を醸そうと頑張ってくれた酵母や麹菌たちに申し訳なくなりました。
酵母や麹菌を利用する代わりに、
私たち造り手はできるだけ快適な環境でのびのびと酒を醸してもらえるよう、
手助けをしてあげることがとっても大切なのだと、
杜氏やお頭からヒシヒシと伝わってきます。
彼らも人間と全く同じなのですよね。
機嫌を損ねさせちゃったらいい仕事はしてくれないんですよね。
だからこそ、頑張って醸してくれた酵母や麹菌たちの気持ちを、
アル添によって無駄にしたくないと言う気持ちがとても強くなりました。

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