8月3日は毎年恒例の「木曽酒造協会合同初呑切り」です。
各蔵の杜氏や蔵人、社長たちが集まります。
毎年この季節にタンク貯蔵の酒の熟成度合いや
火落ちの危険性をチェックするために酒を持ち寄ってきき酒をします。
今回は、長野県の鑑定官の先生二人と、
関東信越局の鑑定官室の先生二人にお越しいただき、
持ち寄ったお酒について、指導や評価を仰ぎました。
火落ちしてしまうと、瓶の中でもやもやと白ボケしてしまい、
すぐにわかるのですが、今回はどの蔵からも火落ちが出ることもなく、
無事に貯蔵されていることが確認されました。
酒質は、タンクの置かれている場所やタンクの大きさ、
火入後の処理の仕方などによって大きく差が出ます。
同じ本醸造でも量が多いので何本かのタンクに分けて貯蔵しているのですが、
やはりタンクごとに味わいが微妙に違ってきてしまいます。
お酒は生きているんだと言うことを、ここでも実感するのです。
今回、改めてすべての酒をきき酒してみましたが、
やはり刻一刻と酒の味わいや熟度は変化をしており、
本当に今すぐにお客様に飲んでいただきたいものもあれば、
まだまだ熟成途中で、もう少し時間が必要なものもあります。
ある一時を基準にして、今頃はこんな味わいになっているかな~
まだちょっと荒いかな~なんて日ごろから想像をしてはわくわくしています。
今回も、自分の予想通りの熟成を遂げているものもあれば、
「ん??」と感じるもの、まだまだ予想以上に若いものまで様々でした。
お酒には時間が必要です。
しぼってすぐに出荷してしまうのもひとつですが、
時間をかけて良い熟成をさせてこそ、本来のお酒の力を感じることができるのです。
酒が感じる時間に自分の身を任せ、
一番いい表情をしている時を見極めて旅立たせてあげたいですね。
初呑切りの後の懇親会では、各社のお酒が並ぶのも楽しみのひとつです!!